プロトタイプ検証

小型クレーン訓練VRトレーニング (その5)  VR用ラジコン装置プロトタイプ

久しぶりのブログ更新になります。

おととしから開発を始めた『小型クレーン訓練VRトレーニング』ですが、昨年末にようやく完成、ニュースリリースを公開しました。

●ニュースリリース
VR体験でリアルなクレーン操縦訓練がどこでも、安全にできる!「小型移動式クレーンVR訓練システム」販売開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000071147.html

昨年12月2~4日に東京ビッグサイトで開催された「住宅・ビル・施設 Week 2020」にも出展し多くの方々にデモ体験していただきました。

体験者の評価は大変高く、まずはホッとしました。
ここからは、これをなんとか世の中に普及していきたいと思います。

さて、以前から関係者の方々からお聞きしていたことではあるのですが、クレーンを使う現場では、レバーを使用するよりもラジコン装置を使用して操作することの方が圧倒的に多いそうです。

資格を取得するための技能講習はレバーで行いますが、現場で役立つ練習を行うには、このVR訓練システムでも、ラジコン操作を練習できる必要があるのではないかと考えておりました。

レバー装置を使ってのシステムが完成しましたので、いよいよラジコン装置を使ったシステムを開発していこうと思います。

ということで、年明けからプロトタイプに着手しました。

現実のラジコンは、こんな感じです。

クレーンのラジコン装置

表面のスイッチで動作させるものと方向を選択し、背面のトリガーを引いて速度を調節します。

この機能を実現すべく作成したプロトタイプ装置がこちらです。

中央のT字型の装置がプロトタイプ

あくまでもテスト用のプロトタイプですので、これから、製品版にすべく製造会社さんに設計を始めていただきデザイン含め仕上げていくこととなります。

これをVRの中で表現しているのが以下です。

まだ調整はいろいろ必要ですが、大まかな部分はできてきました。

以下、テストの様子を撮影した動画です。

この後、製品版の製造、また、ラジコン操作用のナレーションの作成。現場を想定した訓練コースの開発など、まだまだハードルはありますが、楽しみながら進めていきたいと思います。

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