小型クレーンのVRトレーニングコンテンツですが、VRの特性であるリアリティをより有効に生かすため、操作レバーの装置も作ることにしました。
VRゴーグルは『HTC VIVE』を使用しますので、リアルな世界でのレバーは、『VIVEトラッカー』と各種パーツを組み合わせて作ってみることにします。
まず、VIVEトラッカーと、VR内のレバーを連動させるようUnityで構築します。
このように、VIVEトラッカーの回転をVR内のレバーの回転に割り当てます。
VIVEトラッカーは、通信の不安定さをなくすため、PCとUSBケーブルでつないで使用する方が良いかと思っています。
映像の通り、動きは正常なようですので、次に操作感が近くなるよう、レバー装置を組み立てていきます。
VR内のレバーはこんな感じです。実際の小型クレーンと同様の形状・仕様で3Dモデルを作っています。
これに操作感が近いものをリアルで組み立てます。
部品を通販でいろいろと取り寄せてみました。
2つのバネを使って弾力性のある抵抗を持たせた回転レバーにします。
4つの回転レバーを設置してみました。
棒の付け根の回転軸部分にVIVEトラッカーを設置しています。
ちょっと安定性がなさそうですね。
足の部分に砂袋を置いて固定してみました。
さて、どうでしょう?
操作してみたみた感触ですが、ちょっとレバー装置全体がぐらぐらします。
また、手を離した時のレバーの戻りが弱めです。
このあたり、さらに調整していこうと思います。
ただ、小型クレーンの動きはけっこうリアルに感じ取れます。
フック部分が揺れないように移動させないといけないのですが、実際やってみるとつい揺らせてしまいます。
クレーン操作の難しさがかなり実感できます。
このコンテンツは以下の展示会にて公開予定です。
●第30回 府中市工業技術展『ふちゅうテクノフェア』
日時:10月18日(金)・19日(土) 午前10時~午後5時
場所:府中駅前「ル・シーニュ」5F
●第22回産業交流展2019
日時:11月13日(水)~11月15日(金)
10:00~18:00(15日のみ17時まで)
場所:東京ビッグサイト 青海展示棟A・Bホール
https://www.sangyo-koryuten.tokyo/