仮想スパーリングシステム 下準備

打撃系格闘技のスパーリングを仮想で行う、というコンテンツを試作してみようと思います。

最初に思い立ったのが実は随分前なのですが、ちょっと忙しさにかまけてだいぶ遅れてしまいました。

なぜそんなものを作るかということについては、(考えや思いはいろいろあるのですが)またいずれ。手順や実装機能についてもメモレベルでまとめてあるのですが、これも後出しジャンケンにします。

とりあえず、
「昔、空手をやっていたオジサンが、(ケガをしないように)ホログラムと戦う仕組みを作り始めた」
という軽いノリで始めたいと思います。

用途としては、ゲーム用ではなくトレーニング・エクササイズ用です。

さて、まずはどのようなプラットフォームで作るか、についてです。

最初は、AR環境で実現するのが望ましいと考えました。

つまり、現実の空間の中にホログラムのスパーリング相手が現れる、というものです。

現実世界は視界に見えつつ、そこにホログラムがいる。
この方が安全面から言っても、リアリティという観点からもよかろうという判断です。

ということで、「Hololens」で考えてみましたが、この場合、大きな問題があります。

ちらの映像で一目瞭然です。

このようにHololensの場合(というかその他のARゴーグルでも基本は同じ)、ホログラムがゴーグル内に投影され現実世界はその向こうにあるわけです。なので、現実世界のパンチやキックはすべてホログラムに隠れてしまいます。

後ろにまわってしまってなんだか存在感の薄い回し蹴り。遠近感もおかしい。。

そこで必要になるのが、同じくホログラムの自分の体です。

仕組みとしては、自分と等身大の3Dモデルを用意し、自分の動きをトレースさせることになります。すると、ホログラム対ホログラムになるので、上記の問題は解消できるはずです。

そこで、Hololensと合わせ技で使えそうな、手足の動きをとるセンサーを探してみました。
ところがこれが、なかなか現時点では良いものがありません。

Kinectでは、正面を向いていないと正確に動きが取れない、ましてやこういった用途で使うには反応が遅すぎて話になりません。
全身にスーツのように着用するセンサーもありますが、着るだけで大変なのと、コストがかかりすぎます。

あれこれ調べた挙句、いずれHololensと連動するそのようなセンサーが出るまでちょっと無理しない方がよさそう、という結論に達しました。

で、ARかVRかという問題をいったん後回しにし、精度が良く使い勝手やコスト面でも手ごろなセンサーが使えるデバイスがよさそうです。

てことで、「HTC VIVE」を購入。

さっそく「HTC VIVE」用に公開されているボクシングやコンバットなど格闘系のゲームをいろいろ試しましたが、結構リアルです。私が新たに作るものはこれらとは違う路線・機能を考えていますが、とっかかりとしてはまず同様の機能を最低限用意することからになりそうです。

いろいろ試してみて、まずデバイスとしては現時点で最適と思われます。

とりあえずVIVEで人オブジェクトを取り込んでみます。

これなら自分の動きに忠実な、ホログラム同士の接触になりそうです。

VR内のコントローラ、リアルですがもちろんCGで、これは早々に手オブジェクトに差し替えることになります。

こちら、現実の姿。

ということで、試作始めます。