訓練コースへ

小型クレーン訓練VRトレーニング (その4)

前回の不具合は無事にクリアし、地道にテストを重ねております。

もっとも頭を悩ませていますのが、
「どうすれば、進め方が分かりやすく、負担なく伝えられるか」
という課題です。

最初のうちは、横に教官役の人がいてPCを見ながら指示や説明を出し、それにしたがって進めてもらえばという想定でしたが、テストを重ねるにしたがい、
(教育訓練用のソフトウェアとして、本当にそれで良いのだろうか・・・)
という不安がわいてきました。

これを使う人はまず、クレーンの部品の名称からして知らないかもしれません。

VRゴーグルをかぶるということは、視界がすべて現実から遮断されるわけですので、説明書を見ながらというわけにもいきません。

すべてVR内で完結させる必要があります。

そのための工夫が重要です。

常に見たくなるものは、見やすい位置に大きく置いておく。

目の前に、その時点で行うべきことの表示ボード、右には大きな部品説明ボード

視線を誘導するためにCGオブジェクトの動きを使う。

ナレーションを用意し、タイミングよく流す。

などなど。

では、そうして出来上がったVRの中の様子を、最初の方だけ少しご覧ください。

ナレーションは、とりあえず私が担当させていただきました。下手なのはご勘弁ください。

映像は、訓練コースに入る手前まででした。

この後がいよいよ、本格的に荷物を移動させる訓練に入ってきます。

さて、このVR訓練を、社外の方に試していただきました。

クレーンとはあまり縁のなさそうな美術系の女性の方にお願いしたのですが、とても楽しそうに最後まで体験してくださいました。

よそを向いているようですが、VR内では視線の方向にクレーンがあるのです。

「没入感が高いので、すごく集中してしまいました」
と感想をいただきました。

動画はこちら
https://www.facebook.com/watch/?v=753653011736333

そうなんです。

ただビデオ映像で見るのと違い、実際に行動し、その反応が現実のように返ってくる、その体験はVR以外ではなかなか得られません。

また、現実と違って何度でもやり直すことができます。

ここまで来て、どうやら有効なVRトレーニングが作れそうな見通しは立ってまいりました。

いよいよここから、本格的に作り上げていくステップに入りたいと思います。

課題は、VIVEトラッカーを使ったレバー装置だと、どうしても赤外線通信が途切れるリスクがあること、レバーがまだ脆弱で正確な動作にならないこと、訓練の難易度が高すぎるのではないか、などなど、たくさんあります。