ここまでやるか… というものが出てきました。
OcuusなどのVRヘッドマウントディスプレイと合わせて使うマスク『FEELREAL VR Mask』です。
ITバブルと言われた2000年頃、インターネットでニオイを送るという仕組みを考えている若者たちのグループの情報をどこかの記事で読んだ覚えがあります。海外の資本が入って実用化を目指すようなハナシだったと記憶していますが、その後まったく続報が無いので完全に消えたと思っていました。インターネットで運ばれるデータの主役はやはりテキストであり、わざわざニオイをPCから嗅ぎたい人もいないのだろうという気がするのですが、ことVRに関して言えば、その役割は大きいのかもしれません。
(この『FEELREAL VR Mask』は2000年頃のその記事とはまったく関係ないと思います)
以下の記事で詳しめに紹介されています。
Gigazine 「VRヘッドセットの映像に合わせてニオイ・熱風・ミストまで感じられるマスク「FEELREAL VR Mask」」
http://gigazine.net/news/20150418-feelreal-vr-mask/
要旨;
- VRヘッドセットの映像に合わせて「ニオイ」「冷温風」「振動」「ミスト」を生じさせ、VR現実をリアルに体験できるVRマスク
- マイクも内蔵しており、世界中の人とVR世界の中で対話することも可能
- VRヘッドセット「Oculus Rift」「Samsung Gear VR」「Sony Morpheus」「Zeiss VR One」に対応
- 「Feelreal Player」で好きな映画ファイルにニオイや霧が発生するタイミングを設定可能。プログラミングスキルは不要とのこと
- ニオイを発する「香りジェネレーター」に入れる香料カートリッジは「ジャングル」「ゴムが焦げるニオイ」「花」「海」「炎」「火薬」「媚薬」の7種類
- ・FEELREAL VR Maskは先行予約を受付中。カラーはホワイトとブラックがあり、価格は1台に7種類の香りカートリッジがついて249.99ドル(約3万円)
すごいものです。
もう3万円で予約を受け付けるとことまで来ているとは、VR関係に対するアメリカのスピードは目を見張るものがあります。
どうでも良いことですが、公式サイトの映像も驚きです。
「マトリックス」のモーフィアスのせりふから始まり、「アバター」の映像も素材として使っているとは、お金のかけ方が違いますね。
公式サイト
http://feelreal.com/
映像からいくつか写真を抜粋でご紹介。
・マスクの白バージョン
・裏側の見栄え
・風が吹く様子
・熱風になり下からはミスト
・バイブレーションが加わる
・マイクも使える
・いよいよ、ニオイが出ました。
・VRヘッドマウントディスプレイと一緒に装着した様子
ここまで見てきて思い出すものがありますね。
そう、ダースベイダーです。
この黒バージョンをかぶれば、すっかりダースベイダーです。
ついにダースベイダーになる日が来たのです(笑)
さらに驚いたことに、Oculus Riftなどとの組み合わせではなく、ヘルメット形式でですっぽり頭からかぶるというものまで開発中らしいです。
・ディスプレイ(ケータイでしょうか?)
・すっぽりかぶった状況
はい、以上です。
なんだか、もう宇宙人に近いですね。いや、機械人でしょうか。
いずれにせよSF映画の領域です。