コンシューマーを対象にした公開を中止したのGoogle Glassですが、エンタープライズ分野を狙って準備を進めているようです。
ご心配かけましたが元気です―Google Glassはエンタープライズ分野を目指す
http://jp.techcrunch.com/2015/03/05/20150304google-glass-is-alive-and-well-and-living-in-the-enterprise/
Googleにしてはやけにあっさりとあきらめたものだなと思っていましたが、現実的な路線に切り替えていたのですね。
個人的にはうれしいニュースです。
個人への販売をとりやめた大きな要因としてはプライバシー侵害の問題が大きかったといわれていますが、それ以外にもファッション的にどうなのかという点も高いハードルだったと思います。
もしプライバシー等の問題がなかったとしても、果たしてどれだけの個人ユーザーがこのグラスをかけて街へ繰り出すのだろうかと考えるとイメージがわいてきませんでした。
しかし、今や続々と各社から出ているヘッドマウントディスプレイと比べれば、装着への手軽さは抜きんでているといえます。VR的な表現は無理としてもAR用デバイスとしてはもっとも親しみやすいのではないでしょうか?
問題は、それを体験させられるかどうかがテーマです。
仕事を通じて、あるいは企業によるなんらかのイベントの際に装着することにはそれほど拒否感は無いでしょう。
個人が費用的な負担を気にする必要もないでしょうし。
むしろ「あ、これ試してみたかったんだよな」という気持ちになるのではないでしょうか?
そこから先に、もしかしたら再度コンシューマへのアプローチの道筋が見えるかもしれません。