HoloLensでも、従来のARで使われてきたマーカー型のオブジェクト表示ができるのですが、それをテストしてみました。HoloLens+Vuforiaでのマーカー型ARの検証となります。
Vuforiaを利用するまでの手続きは以下を参考にしました。
https://azure-recipe.kc-cloud.jp/2016/12/hololens-vuforia/
手順としては、
1、Vuforiaサイトでのプロジェクトの登録~ライセンスキーの取得
2、ターゲット(マーカー)の画像(もしくは3D形状)の登録
3、UnityPackageをダウンロード(ターゲットやARカメラが入っている)
4、Unityプロジェクト内でUnityPackageをセット(1で得たライセンスキーをARカメラに入力)
5、マーカーに対し見せたいオブジェクトを配置
となります。
ここまで設定しますと、HoloLensを使用せずともPCのカメラで実験することができます。
Unityのプロジェクトを再生し、カメラにターゲット画像を近づけます。
その時の様子が以下の映像です。
左のゲームビューに、ターゲットの「ゆ」という文字の画像に反応してキューブが現れるのが分かると思います。
右側のヒエラルキービューでの様子が面白いのですがカメラのキャプチャー映像がマテリアルとして表示されています。そして、リアルな世界のターゲットとカメラの関係が、Unityの内でも再現されているのが分かります。これはこれで興味深いです。
次に、これをプロジェクトにビルドしてHoloLensで見てみます。
その様子が以下の映像です。
ターゲットに対してキューブが出現しています。
こんな風にしてマーカー型のホログラムオブジェクトを表示できるわけですね。
なぜかHoloLensでのキャプチャー映像が、キューブ以外は暗くなるのがちょっと不思議でした。
(実際のHoloLensでの見栄えは暗くなっていませんでした)